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SMOとは、Web上のアクセスアップ対策の一種で、ブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)のようないわゆるソーシャルメディアからのトラフィックを増やすためのページ最適化手法のことである。
ソーシャルメディアとは、ユーザーによる情報発信を主なコンテンツとしているサイトの形態であり、ブログやSNSのほかにブログ検索エンジン、ブイログやポッドキャスティングなどが含まれる。そのソーシャルメディアの中で情報発信者となるユーザーにトラフィックを導いてもらえるようにする試みが、SMOであるといえる。
SMOという言葉は、Ogilvy Public Relations社のRohit Bhargavaが自身のブログの中で提唱したものである。そのコメントの中では、大きく5つの項目がSMOにおいて重要な要素として挙げられている。
1.「Increase your linkability」(コンテンツの魅力などによってリンクを貼られる可能性を増やすこと)
2.「Make tagging and bookmarking easy」(タグやブックマークに追加してもらいやすい仕組みを作ること)
3.「Reward inbound links」(リンクのインセンティブを高めること。パーマリンクやトラックバックの表示など)
4.「Help your content travel」(コンテンツの形態を変えてWeb以外のところに持ち出せるようにすること)
5.「Encourage the mashup」(他のサービスとの組み合わせを推進すること)
ソーシャルメディアへ参加するユーザーの数は、Web2.0がインターネットのキーワードとして浮上してきたころを境に増加しており、従来のように検索エンジンを対象とするSEO(サーチエンジン最適化)などと合わせて、SMOに注力する異義が高まってきている。